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聞き取り困難!! もしかしてAPD(聴覚情報処理障害)?!

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APD という言葉をご存知ですか?

 ・楽しみにしていた飲み会で、みんなの会話が聞き取れない・・・
 ・電話だと相手の言っていることがよく分からない・・・
 ・自分の子供が会話についていけない・・・

これらは日常で起こりうる些細な症状ですが、該当する方は、聴覚情報処理障害(APD = Auditory Processing Disorder) の疑いがあります。
今回は、APD の具体的な症状と主な解決・改善策についてご紹介します。

Chief Creative Officer

執筆者:香本 剛志

freecle Inc. / Exective Officer


言葉が聞き取れない。だから、会話についていけない

APD は、一言でいうと「音としては聞こえているのに、意味が分からない症状」を指します。
その障害をもつ潜在的な患者数は、推定 240万人にものぼると言われており、日本人の 約2% が該当します。

通常、私たち人間は、”音声を認識” し、”言葉として理解” する処理をほんのわずかな時間で同時に行っています。
その処理が何らかの理由で故障し、”音声認識” と “情報認識” が別々に行われることで、「音としては聞こえているのに、意味が分からない」症状が発生します。

 <APD の主な症状>

  • 聞き間違いが多い 
  • 音は聞こえるのに、言葉が聞き取れない
  • うるさい場所では相手の話が分からなくなる 
  • 電話で相手が何を言っているか分からない
  • 「ちゃんと聞いているのか」と注意されることが増えた
  • 複数の人が話していると何を言っているのか分からない
  • 仕事でお客さんの注文が聞き取れない

残念ながら、APD の医学的解決策は、解明されていません。
「末梢聴力には明白な難聴を呈さないが、中枢性聴覚情報処理の困難さによって難聴に似た症状を呈する状態」と定義されているものの、実際には明確な区分が難しく、未だ解明に至っておりません。

では、どうやって APD と向き合っていけば良いのでしょうか?

どうやって APD と向き合えば良いのか?

APD 患者は 『聞き取りたい音以外の音(騒音/雑音)がある場所で、顕著に聞こえにくくなる』 ことが分かっています。 そこから、以下の対処方法が一例として考えられます。

①:騒音・雑音がない場所を選ぶ
 ・食事会や飲み会には、出入り口が扉で区切られている個室を利用する
 ・人と話すときは、TVの音量を下げる/BGMの音量を下げる

②:騒音・雑音を消す/弱める
 ・ノイズキャンセリングイヤホンを活用し、雑音を抑制する
  (最新のイヤホンには、人の声の強調・抑制できる機能もある)

③:音声以外の情報で認識する
 ・スマートフォンの音声認識アプリでテキスト変換する/視覚的に言葉を認識する
  (近年、音声認識の技術が急速に進化中。特に Google Translate の識字率が凄い!)

④:補聴器・集音器を活用する
 ・自分の聴力に合わせて、聴こえ方(聞きとりたい周波数帯域)を調整する

まとめ(著者の想い)

APD (聴覚情報処理障害)の症状とリスクは、まだまだ認知されていません。
会話が聞きとれないとストレス・不安・孤独感などが増え、仕事や私生活へ悪影響を及ぼす恐れがあります。

上記の症状に思いあたる方は、お金をかけずに、暮らしの中の ”チョットした工夫” で解決できる場合もありますので、是非、対処方法をお試しください。
この記事が、一人でも多くの方に届き、「APD のリスク」に気づくきっかけにつながりますように。

出所

ミルディス小児科耳鼻科, “聴覚情報処理障害(APD)について”

 

NHK, “生活情報ブログ - 聞こえるのに、聞き取れない私”


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