体重の問題は聴力にも影響する
国立国際医療研究センター(以下:NCGM)は、「”肥満” が聴力低下のリスクを上昇させる」との見解を示しています。とりわけ低音域の聴力低下が危惧されています。
執筆者:香本 剛志
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肥満が聴覚細胞の損傷を引き起こす
“肥満” は、三大疾病につながるだけでなく、聴力にも影響する深刻な問題です。
NCGM が約5万人の体調と聴力を最長8年間計測し、2019年7月に発表した研究レポートによると、”肥満” による炎症・酸化ストレスが聴覚細胞の損傷につながる可能性、特に低音域の聴力低下を引き起こすリスクが示唆されています。
“肥満” による高血圧・高血糖が、様々な生活習慣病につながる危険性はこれまでも多々述べられてきましたが、お耳のふあん にもつながることを知らなかった方は多いのではないでしょうか。
メタボリックシンドロームの予防が大切
メタボリックシンドロームを予防するための正しい生活習慣が推奨されています。
上記レポートによると、BMI値 30以上で聴力低下のリスクが高まるとされており、体重に換算すると、67.5kg(身長150cm)/ 86.6kg(170cm)以上が一つの危険閾値と考えられるようです。
そういった値を目標におきかえて、ポジティブに取り組んでみると良いかもしれないですね。
まとめ(一言)
肥満が聴力低下につながる?! 初耳でした。
30代を迎え、一度太りだすとなかなか痩せないことを実感する今日この頃…
聴力ケアも意識して、適度な食事制限と運動を心がけていきたいと思います!
厚生労働省によると、10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できるそうです。
出所